一般的にキャンプと聞いて“夏”のイメージをもつ方も多いと思いますが、キャンプブームもあったせいか、冬にキャンプをする方が多くなりました。
私は元々人が多いのが苦手だったので、オフシーズンの冬にキャンプに行ってましたが、ブーム真っ盛りの頃は、土日は基本満員になることが多く、私がキャンプを始めた頃みたいに、貸切になることはほとんどなくなりました。
2025年になって、ようやく落ち着いてきた印象ですが、それでも土日は結構賑わっています。
そこで今回は「なぜ寒い冬にたくさんのキャンプ客が多いのか」というところで、冬キャンプにある魅力を紹介していこうと思います。
冬キャンプと言えば『焚き火』

これが好きで冬にキャンプをしている方も多いんじゃないでしょうか。
冬キャンプの定番『焚き火』
寒い中、薪を燃やして暖をとり、美しい景色を眺めながら談笑、時には考え事、癒し、自分との対談など、焚き火を見つめ自分を見つめ…
焚き火には、言葉では言い表せない不思議な力があると私は思います…
なんて、布教したいわけではありませんが(笑)
私は基本的に、焚き火で料理をするのが好きで、焚き火料理ってちょっとサバイバル感が味わえて楽しいです。
前日が雪で、全ての木が湿ってる中、二時間かけて火おこしして、やっとの思いで焼いたフ○ンドマートのサバの味は涙が出るくらい美味すぎて一生忘れません。

焚き火を囲って美味しい料理と酒を嗜む。最高のひとときです。
電化製品と違って、自然の温かみを感じるので、ものすごく体がリラックスしてしまいます。
焚き火を見ている間は、時間も忘れ、日常のしがらみからも解放された気分になれるのが、私の焚き火の好きな理由です。
虫がいない

冬は基本的に虫はいません。
夏だと、蚊・蟻・アブ・ハチ・蜘蛛など数々の虫に悩まされると思いますが、冬はほとんどいませんので、日中ずっと外にいても虫のストレスはありません。
上記の写真のように直にシートを広げると、夏だと地を這う虫が続々と侵入してくると思いますが、冬はそのようなことはありませんので、ここにコット(キャンプ用簡易ベット)を置くだけでお座敷部屋が完成します。
また、キャンプ道具やテントを片付ける際、虫がついている場合が多く、そのまま持って帰ることもあります。
そのせいで、虫の体液などが染みついてしまし、道具を無駄に汚してしまうこともあります。
自然の中で暮らすので虫の被害はつきものですが、できれば被害の少ない方がいいですよね。
景色・夜景が綺麗

↑山梨県・洪庵キャンプ場からの景色
夏に比べ、冬は空気が澄んでいるとされています。
その影響で、夏よりも冬の方が景色が綺麗に見えます。
キャンプでは、景色を楽しむのも醍醐味の一つなので、綺麗な景色がより鮮明になるのは、冬キャンプ限定と言ってもいいでしょう。

目の前に広がる絶景を見ながらのキャンプもまた格別で、目の前に街が広がるのに、聞こえてくるのは自然の音。
「自分は今あの街にはいないんだな」と思うと、寂しいような悲しいような、でもそれが楽しさであり、色々と自分の中で詩を考えてしまうような…
あれ?そういえばスマホ見る事ほとんどないな!!(笑)
温泉が気持ちいい

冬の醍醐味はやはり温泉でしょう。
キャンプでの風呂は基本温泉になります。
冬の寒い時期に入る温泉は、全身が湯に溶けてしまうくらい最高に気持ちよくて、それだけでも心のリフレッシュになります。
富士山周辺では、富士山が見える露天風呂を売りにしている温泉も多く、先ほど冬は景色が綺麗に見えるといったように、綺麗な景色を見ながら浸かる露天温泉は、なんとも贅沢な時間です。
キャンプ場に風呂場や温泉が併設されているところも多く、私はいつも温泉から帰ってきてすぐに宴(1人で)を始められるよう、あらかじめ晩御飯の準備と焚き火の準備(あとは着火のみ)をしてから温泉に入りにいきます。
風呂上がりにビール。そして薪に火をつけてビール。そして飯を食いビール。
これ以上の幸せってありますか?
汗をかかない

夏場は少し動いただけで汗をかきますが、冬場はあまり汗をかきません。ですので、キャンプで必ず風呂に入る必要がないとゆうことです。
色々なキャンプ場に行きましたが、温泉が近くに無いとゆうキャンプ場もたくさんあります。
車ならまだしも、徒歩や自転車でのキャンプだと少しめんどくさかったり、山の中のキャンプ場だと出るのもめんどくさくなります。
冬だと汗をかかないので、就寝時もベタベタの気持ち悪さは無いので、快適に就寝できます。
さらに、汗をかかない事で服の着回しもできますし(人による)、あまり臭くもならないです。
汗をかかないとゆうのはメリットでしかありません。
食事が美味い(個人的に)

個人的な話になりますが、夏と冬では食事の美味さが全然変わります。
とゆうのも、夏場は暑さに負けて食べる気力もない事が多いです。飲み物は美味いですが、固形物を食いたいと思うことがほとんどありません。
空腹よりも暑さが勝ってしまうため、さっさとクーラーの効いた家に戻りたくなります。
しかし冬場は逆で、確かに外は極寒ですが、服を着込んだり、焚き火をしたりと寒さ対策はできます。
その上、食事をとることにより体内が活動しますので、体の中から温まり、さらには暖かい食事がさらに美味しく感じます。
食材の保管が簡単

夏場はどうしても食材を保管しておくのが難しいので、保冷BOXに沢山の保冷剤を入れておかなければなりません。
その点冬場は寒いので、保冷剤が無くともある程度日持ちはします。
氷点下になるようなキャンプ場だと、飲み物などを外に出して置くと凍ることもあるので、そうゆう意味では腐りやすい食材を管理して置くのは簡単ですね。
冬キャンプでのデメリット

私個人としてはあまりありませんが、強いて言うなら服が嵩張るといったところでしょうか。
夏場の着替えは半袖短パンだけで済みますが、冬場は通常の服の上下に加え、パッチやヒートテック、ダウンジャケット、ニット帽、ブランケットなど、寒さ対策の物をある程度持っていく必要があります。
そうなると荷物が嵩張る他、キャンプから帰ってきた後の洗濯物も多くなってしまいます。
そこが唯一の欠点かなと思います。
まとめ

真冬だと氷点下を下回るほど寒いし、その中で過ごすのは無理だと思ってしまいます。
ですが、寒さを対策する方法はいくらでもあります。焚き火、ブランケット、最近だと電熱のグローブやジャケット、ブランケットもあります。
今回は【冬キャンプ】に限定しましたが、もちろん気温がちょうどいい秋や春も楽しくキャンプができますが、夏に近い時期になると気温も上がり、虫も出てきますので、冬に近い所でキャンプをするのがおすすめです。
冬キャンプは超寒いですが、その寒さをどのように和らげていくか。それも冬キャンプの楽しさの一つだと思います。
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